埼玉グローバル賞受賞

埼玉グローバル賞授賞

「蓮田日本語教室」は、2013年度の埼玉グローバル賞の「地域国際化」分野で、表彰されました。
埼玉県は、2012年にグローバル賞創設し、「世界を意識し、将来を見据えた活動や地域の国際化に向けて活動を行う個人や団体の方々を奨励し、「世界への挑戦」「未来への投資」「地域国際化」の3分野に分けて、特に顕著な活動を行った個人、団体を表彰しております。

「蓮田日本語教室」とは、2001年からボランティア有志により、蓮田市及び周辺地域に在住され、日本語が不自由な外国の方々に日本語を教える場を提供しようとして開設されたもので、今年で13年目を迎えております。
年始及びお盆を除いたすべての日曜日の午前中に教室を開き、「楽しく学ぼう!」をモットーに活動を行ってきたことが、授賞に繫がった様で、ボランティア一同、この晴れがましい表彰に驚いても居ります。

2月7日にその授賞式が行われ、上田知事より表彰状とトロフィーを授かりました。

また、10日に中野蓮田市長を訪問し、和やかな雰囲気の中で授賞報告を行いました。

3・11及び福島原発までは学習者が途絶えることもなかった教室でありましたが、特に原発事故発生を機に訪れる方がない日が続き、閑古鳥が鳴くことが多い始末でありました 。ただ、継続は力なり」を合言葉に学習者の多寡に拘わらず教室を開いてきました。今では、以前の活況を取り戻し、多くの学習者が、勉強と折々に開かれる新年会や七夕の会等のイベントを楽しんでおります。これらのイベントには、教室を卒業された方々も家族ぐるみで参加される等、教室を通して外国の方々との絆が深まっております。

 このボランティア活動に場所を無償で提供して頂いている蓮田市や蓮田市国際文化交流会の支援に対して感謝を申し上げます。

 あるボランティアの述懐
「原発で学習者が途絶えて教室の継続が危ぶまれた時、本当にどうなるのかと思いましたね。でも、虚仮の一念と言うのでしょうか、とにかく毎週教室を開くとスタッフ一同で確認しあったこと、今では懐かしい思い出かもしれませんね。倦まず撓まずこれからも活動したいと思います。」

 下の写真は、埼玉グローバル授賞報告に中野市長を訪問した際に記念撮影したものです。 (日付は本写真のHP掲載日)